自然と生物の多様性〜人間はどう生きるべきか〜

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    都市のヒートアイランド

    人口が密集して都市を形づくると、ヒートアイランドが自然発生します。海に浮かぶ島のように点在して、都市と都市を結ぶ交通機関が水運であった時代から、車や列車などの陸運の発展で河川や運河が埋められ、都市が連帯し巨大化するにつれ、ヒートアイランドも巨大化していきました。東京や大阪、名古屋のような100万都市では、真夏日や熱帯夜が増大し、冷房なくして過ごせなくなりました。都市への電力、ガス、石油、地域冷暖房などによるエネルギー供給が増えた上に、自動車の普及でヒートアイランド現象が顕在化し、落雷や集中豪雨、熱中症などの他に、ダストドームやオキシダント公害が発生したのです。東京都では、露地となるようなオープンスペースや、緑地面積が明らかに減少しているため、東京都は条例を定めて、2001年4月1日から屋上緑化を義務づけました。都市を冷やすには、地表を水辺や緑に開放することが必要で、その第一歩として建物を間引くことが重要なのです。そのためには都市を分節化し、メリハリのついた都市計画を考えなければいけません。自然の立地特性を考えながら、河川の周りを緑化したり、水辺を取り戻したりしながら、自然が都市を内包するネットワークを作らなければいけません。水の道や風の道、緑や太陽の道を考慮して、自然の営みが肌で感じられるようなオープンスペースを都市の骨格に取り入れていくのです。

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