自然と生物の多様性〜人間はどう生きるべきか〜

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    地産地消とは

    地産地消という考え方は、「その地域で生産されたものをその地域に住む人たちが消費する」というもので、かつての日本では地産地消は当たり前のことでした。一里四方で採れたものを食べると身体によいとか、家を建てるときには地元の木で建てればその土地の気候に合っていて快適だとされていました。酪農も元々は地産地消で成り立っていて、メーカーは地元の酪農家に密着してその活動を支えながら、少しでも質のいい生乳の仕入れを地道に増やし、地域の人々に提供していました。日本経済が高度経済成長期に入り、大量生産・大量消費社会が到来してからは、社会構造が急激に変化して、技術革新により農林水産物の遠距離輸送が可能になる一方で、輸入自由化によって安い輸入農産物や輸入木材が手に入るようにもなり、その結果、食料自給率が下がっていったのです。輸送距離が広がることによって生じた、生産者と消費者の間の距離が広がり、食品添加物や遺伝子組み換え食品、牛海綿状脳症(BSE)、食品の偽装表示などなど、食の安心・安全に対する関心が高まり、輸送距離が環境に与える負荷の問題も出てきたのです。だからこそ、生産者と消費者の距離をできるだけ近づけて顔の見える関係にして、交流を密接にしようとする試みの一つとして地産地消が見直されているのです。

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